|
? 応用編では【C0852A】を3ヶ使用します。
スロットル側は本来【C0851A】を使用しますが、こちらはキャブレターサイズが大きいエンジンによってはうまく動作しなくなります。 |
|
? スロットルリンケージ用にC0852Aを1つだけ、2ミリのドリルで穴を広げます。 |
|
? はじめにサーボホーンにサーボホーンプレートを2ミリの皿キャップスクリューで固定してください。(2ヶ所)
ブレーキリンケージセットに入っている2ミリのワッシャーを入れ、2x12ミリキャップスクリューでねじ込みます。このとき、『ガタがなく・キツくなく』を目安に閉めこんでいきます。 |
|
? スクエアーのアルミフランジナット2ミリを使用しロックさせます。ロックしたら再度C0852Aの動作チェックを行います。
『ガタがなく・キツくなく』が重要です。 |
|
? 写真のようにフロントブレーキ側はサーボホーンの一番端を下から2x8キャップスクリューでねじ込みます。
リアブレーキ側はスロットルリンケージと同様に2ミリのワッシャーを入れ、端から2番目の穴に2x8キャップスクリューでねじ込みます。
しつこいようですが、『ガタがなく・キツくなく』が重要です! |
|
? 手前がブレーキ側で、奥がスロットル側です。 ブレーキ側はサーボとのクリアランスが少ないため、2ミリキャップスクリューの頭をヤスリやドレメルなどで削ってから取り付けるとサーボに傷が付きづらくなりお勧めです。
注 怪我をしないように気をつけて作業して下さい。 |
|
? フロント側のブレーキリンケージをフロントブレーキカムワイヤーに通します。
写真の状態はブレーキが利き始めのポイントです。この利き始めのポイントをブレーキワイヤーを曲げなおします。 |
|
? 下がノーマルで、上が曲げなおし後です。
このときに注意する事は、ブレーキカムに差し込む部分は「曲げない」ということです。
先端で曲げてしまうと、ブレーキカムワイヤーがブレーキカムに通らなくなります。 |
|
?曲げなおしたブレーキカムワイヤをブレーキの利き始めのポイント地点です。 |
|
? フロントブレーキカムワイヤーとブレーキリンケージに負担がかからないように調整します。
リンケージがブレーキカムワイヤーの中心に通るように、フロントブレーキワイヤーを曲げなおします。 |
|
? ラジオペンチなどを使用し、写真のように調整すると簡単に曲げることが出来ます。
曲げすぎてカーボンプレートと干渉しないように注意してください。
|
|
? フロントブレーキリンケージが適正化されました。
リアブレーキリンケージに移ります。 |
|
? リアブレーキリンケージも?の説明と同様に調整しなおします。 |
|
? ブレーキカムワイヤーが、ブレーキの利き始めでセンター付近になるように、調整が済みました。 |
|
? ?の説明と同様に同じ作業を繰り返します。 |
|
? こちらも同様にブレーキリンケージワイヤーがカーボンに干渉しないように曲げなおしてください。
|
|
? 搭載サーボによって調整をしなくても良い場合があります。 状況に応じて作業を進めてください。
ブレーキリンケージが前後ブレーキカムの中心で引けるように調整する事で、確実なブレーキ操作が可能となります。 |
|
? ブレーキリンケージ、スロットルリンケージが完成した状態です。
ブレーキチューブはノーマルの場合10ミリですが、今回のブレーキチューブは17ミリでカットしています。
また、ブレーキカムワイヤーと燃料チューブが接する部分には、京商から発売されているリンケージセットの部品を流用しています。 |
|
? フロントブレーキとリアブレーキの調整ダイヤルの向きに注目してください。
ノーマルはフロントブレーキ側の向きで取り付けるように指示がありますが、写真の向きが良いかと思います。
フロント側はブレーキを利かせたときに、サーボケースと調整ダイヤルが干渉しないようになります。
逆にリア側はフルスロットルにした場合、センターデフマウントプレート(カーボン製)と干渉せずに済みます。 |
|
? スロットルリンケージは写真を参考に取り付けてください。
こちらも、スロットルリンケージが水平になるように、キャブレターの向きや、ユニボールジョイントの位置を調整します。
リンケージを引いたときに、スムーズに動くように調整してください。
注 リンケージが適正に調整されていないと、キャブレターを破損する場合があります。 |
|
最後に・・・。
■ブレーキ調整■
前後のブレーキ調整を行います。
プロポとマシンのスイッチを入れ、フルブレーキの状態にします。(スロットルトリガーにティッシュなどを詰めて固定します。)
マシンのフロントタイヤ→リアタイヤ→フロントタイヤ→・・・と、繰り返し回転させブレーキの効き具合を見ます。
フロントタイヤが6割、リアタイヤが4割の効き具合をスタンダードとし、走行させながら好みのブレーキ位置を探し出します。
好みの位置になったらマシンを回収し、ブレーキの割合がどの程度かを記憶します。
その路面で最適の割合が分かるはずです。
リアブレーキをフロントより強くする場合は、まずありません。
マシンが安定しなくなり、確実にとまってくれません。
■消耗品■
ブレーキをフルブレーキ状態にし、タイヤを回した時にスムーズに回転しない場合、ブレーキローターの消耗が考えられます。 ブレーキローターを新品に交換しますが、交換してもスムーズに回転しない場合はセンターカップジョイントを交換します。
■アソビ■
ブレーキは極力アソビを無くします。
ブレーキは使用すると、ブレーキパットが消耗しますが、プレーキパットを固定している3ミリのキャップスクリューをまし締めし、クリアランス調整を行います。
アソビを少なくする事で、フルブレーキ時のサーボ動作量を減らすことが出来るため、リンケージに無理がかからずサーボの負担を減らすことが出来ます。また、スロットル操作時のリニア感がアップします。
アソビが多いとワンテンポ遅れて効き始めるため、リニア感が鈍ります。
※ アソビを少なくする場合、ニュートラル時にブレーキを引きずらないように中止してください!
|